雑木 雑木いろいろ 紅葉(モミジ) 落葉種 山紅葉や出猩々紅葉、清姫紅葉や琴糸紅葉などなど。実は紅葉にも沢山の種類があります。落葉種でとても強い木が多く、育てやすいですが、初心者の方々から秋の落葉時には「木が枯れてしまいました!泣」と連絡が来たりすることも多いです。落葉樹なので葉は落葉するのが正解ですので安心してください。落葉した時の裸姿の枝振りを楽しむ事も多く、いかに細かくてキレイな枝振りなのか。というのを見てもらう為に、あえて、落葉した状態の木を冬の展示会で出したりします。 欅(ケヤキ) 落葉種 街路樹などでよく見かけるスタイリッシュでかっこいい木にケヤキが使われることも多いです。枝振りが細かく、森という感じの雰囲気を出してくれます。枝振りを細かく作っていくのには、剪定(木を切る作業の事)で細かくしていくのですが、その方法は実は難しくなく、中の枝に光が入るように散髪するイメージでやっていただくとキレイに枝振りができてきます。(←わかりにくいですね。すいません)わからない場合はお気軽にご連絡ください。 楓(カエデ) 落葉種 紅葉ととてもよく似ていますが、日本では、葉が5つに分かれているものを紅葉、3つに分かれているものをカエデと呼ばれる事が多いです。メープルシロップのあのメープルです。メープルシロップは美味しいですが、盆栽ではシロップは取りません。個人的には字が木辺に風で素敵やなぁと毎度思う字です。紅葉と同じく育てやすく、細かい枝振りを目指して作っていきます。 南天(ナンテン) 常緑種 南天は難転とも言われ、難を転ずるという事から縁起が良い木と言われています。昔の日本のお庭には必ずと言ってあったのではないでしょうか。南天は落葉はしますが、次から次へと新しい葉が出るタイプで、常に葉はあります。白南天と言われる緑色のものや紅南天と言われる葉が赤いタイプの物があります。お正月の飾りなどで見かける事がありますが、実は葉には微量の毒がありまして、それが腐敗を防止しているという話しです。 はぜ(ハゼ) 落葉種 秋の紅葉では、一際目立って、とっても綺麗な赤を魅せてくれるハゼです。夏も葉姿がとても綺麗でその緑色に癒されるほど、葉の色はピカイチな樹です。ポイントは漆科の木で、油断するとかぶれます。特に紅葉している時に触れるとかぶれる人は結構かぶれます。私もその一人ですが、それでもこの赤の綺麗さに思わず触ってみたくなるほどの綺麗な赤なのです。そして毎年かぶれますがそれでもいいです。